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肝機能増進・成分別分析

たんぱく質
肝臓の材料であり、働きを高めて肝臓への脂肪の蓄積を防止します

肝臓はたんぱく質で構成されています。体に必要なたんぱく質は、肝臓でアミノ酸を材料に合成されます。肝機能が低下すると、肝臓そのものを作るたんぱく質が減って、ますます肝機能が低下するという悪循環にもなりかねません。また、肝臓では解毒や糖質・脂質の貯蔵、ビタミンの活性化など、さまざまな働きが行われていますが、それは酵素の働きによるものです。酵素もたんぱく質で、やはり肝臓でアミノ酸から合成されています。この点でも、肝機能が低下することは、さらに肝機能の低下を招くことになります。こういったことから肝臓の働きをよくするにはアミノ酸のバランスがよく、消化、吸収がよい食品が求められますが、豆腐はその条件をそなえています。

肝機能を低下させる原因の一つに、脂肪肝があります。脂肪肝は肝臓の中の脂肪の割合が30%以上になってしまうもので、脂肪が蓄積した肝臓の細胞は働きが鈍くなるために、肝機能が低下するのです。肝臓の中にたまった脂肪は、血液中に放出されるときに、たんぱく質と結びついたリポたんぱくとなっています。アルコールが入ってきたときには、その分解に肝臓が働き、リポたんぱくが作られにくくなります。アルコールを飲むと脂肪肝になりやすいのはそのためですが、飲酒時にたんぱく質が豊富な食品を摂ると、リポたんぱくが作られやすくなって、脂肪肝になりにくくなります。

ミネラル(亜鉛・マグネシウム・カリウム)
肝臓の酵素を働かせる補酵素で肝細胞の新陳代謝を高めます

肝臓の酵素を働かせるためには、ミネラルが豊富に必要となります。中でも亜鉛とマグネシウムは、肝臓の細胞の新陳代謝を促進する酵素を助ける補酵素の役目をしています。また、カリウムは肝臓の細胞の内側に多くなっているときに、新陳代謝が盛んに行われます。細胞の内側に多くするためには豊富に摂る必要があります。カリウムは新陳代謝によって失われるだけに、毎日補給することが求められます。

ビタミンB2
肝細胞の再生を促進し脂質の代謝を促進します

細胞の再生を促進する水溶性のビタミンで、肝臓の細胞の再生を促進する作用があります。脂質の代謝にも欠かせないビタミンで、脂肪肝として肝臓に脂肪が蓄積するのを予防します。ビタミンB2は体内にためておくことができず、食事で摂ったものも1日ほどで失われるため、毎日食事で摂ることが必要です。

ビタミンE
活性酸素の消去、血行の促進で肝臓の再生を促進します

ビタミンEには細胞を酸化させる活性酸素を消去する抗酸化作用があります。体内で多く発生すると肝臓の細胞が傷つけられます。活性酸素の半分ほどは肝臓で消去されているため、活性酸素が充分に消去されていないと肝臓が傷み、ますます活性酸素に侵されるという悪循環となります。ビタミンEには毛細血管の血行をよくする作用があり、肝臓は毛細血管のかたまりのような臓器のため、血流の促進は肝臓の再生と活性酸素の消去能力を高めることになります。

レシチン
肝機能を向上させて肝臓の再生を促進します

豆腐の材料である大豆に豊富に含まれているレシチンは、不飽和脂肪酸とビタミンB群のコリン、リンが結びついたリン脂質で、コリンは細胞膜の材料となっています。特に肝臓にはコリンが多く、レシチンを摂ることで肝機能を向上させ、肝臓そのものを再生させることができます。

サポニン
過酸化脂質を抑えて肝臓を再生させ、肝機能を正常にします

高脂肪食を摂りすぎると過酸化脂質が増加し、肝機能障害を起こしやすくなります。大豆に特有のサポニンは過酸化脂質ができるのを抑え、大豆たんぱくの肝臓再生作用とともに肝機能を正常に保つ働きがあります。


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