豆腐は神経伝達物質の材料となり、
神経伝達を進める栄養素が含まれる記憶・集中力を高めるのに適した食品です
脳の働きを活発にして、記憶力、集中力を高めるためには、脳の神経伝達を盛んにする栄養成分を補給することが大切です。脳の神経伝達を盛んにすることは、頭の働きをよくするだけでなく、全身の働きをコントロールしているだけに、さまざまな栄養成分が関わり合っています。 神経伝達は、神経伝達物質が分泌されることで行われ、アドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミン、セロトニンなど、それぞれ別の働きを持ったものが数多くあります。その中でも脳の記憶と学習に関わっている神経伝達物質はコリンです。
神経伝達物質の働きを補助する物質もあり、その中でも大きな役割をしているのはカルシウムです。カルシウムが不足すると神経伝達がスムーズに行われなくなり、精神的にイライラしてくることから集中力を欠くことにもなります。
神経伝達物質は神経細胞を伝わって流れていきますが、神経細胞そのものが健全でなければ、伝達もスムーズには行われません。神経細胞を活性化させるものとしては、たんぱく質、ビタミンKがあげられます。
脳の正常な働きを妨げるものにストレスがあります。ストレスがかかると、自律神経の調整が乱れて、興奮作用が高まっていくようになります。ストレスに対抗する物質は、体内でビタミンCを材料にして合成されますが、その合成を進めるのに多くのミネラルが使われます。そのミネラルの中でも重要な位置を占めているのがマグネシウムです。
こういった記憶・集中力に関わる栄養成分は大豆に豊富に含まれ、大豆を材料としている豆腐にも、それらの成分が含まれています。