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豆腐のルーツは中国?

今や世界中で食べられている豆腐ですが、そのルーツは中国だと言われています。
今から2千年以上も前の前漢の時代。初代皇帝の孫である劉安(りゅうあん)が部下に作らせたのが、豆腐の始まりだというのです。

しかしこの説は、16世紀の中国の書物の中にある「豆腐を初めて作ったのは劉安」という記述が根拠です。そのために、その他の説もたくさん存在します。

ところで、日本に豆腐づくりの技術が入ってきたのはいつ頃なのでしょうか?
奈良時代に遣唐使が中国と日本の間を往復するようになります。この時に日本に仏教が伝えられるのですが、それとともに寺院で使う食材のひとつとして豆腐が持ち込まれたのではないかという説があります。しかし、実際に文献に初めて豆腐という文字が現れるのは平安時代の後期です。

鎌倉時代に入ると、禅宗が中国から伝えられます。禅宗では、修行の一環として肉や魚をさけ、植物性の食品だけで作った料理をとるようになります。これがいわゆる精進料理(しょうじん)です。そのためどうしても不足しがちなたんぱく質を補うために、豆腐が重宝されるようになるのです。

江戸時代になると、それまでは主に僧侶や武士の食べ物であった豆腐は一般にも広まり始めます。
江戸時代に作られた狂歌に、「ほととぎす 自由自在に聞く里は 海屋に三里 豆腐屋に二里」というものがあります。この歌からも、豆腐屋がいろいろな場所に作られていたことがわかります。

1782年(天明2年)には、100種類の豆腐料理を紹介した『豆腐百珍』が出版されて話題を呼びます。なんと翌年には続編が、その後付録までが出版されています。3冊に紹介されている料理の種類を合計すると約240種類。それだけ、江戸時代豆腐は幅広く使われる食材となっていたのです。

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