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西洋を豆腐の驚異に目覚めさせた、世界の「TOFU」

ベジタリアンと「トーフ」

世界中で野菜や豆類、穀類を中心とするベジタリアンは年々増え続ける傾向にあります。アメリカではこのベジタリアンをはじめ、肉食による肥満や生活習慣病などに悩む多くの人々の間で、低コレステロールで栄養価の高い日本食がいま注目をあびています。

なかでも良質なたんぱく源である豆腐は、「畑の肉」「骨のない肉」と呼ばれて、人気の高い一品です。約300グラムの豆腐一丁から摂取できるたんぱく質は、19.8g。豚8g。豚肉や魚などに含まれるたんぱく質の量とあまり変わらず、しかも低カロリー。ダイエット食品としても熱い視線を集めています。「無添加食品を求めていたら、トーフに出会った」という人も大勢いて、自然食品としての豆腐の評価は、うなぎのぼりです。

アメリカの自然食レストランでは、豆腐料理が欠かせないものになっています。人気メニューは、豆腐をつぶして肉に見立てた豆腐テーキ「TOFU」。熱々の「TOFU」は、さながらジューシーな肉のようです。このほか、肉の代わりに豆腐を用いたカレーやスパゲティーソース、トーフサンドイッチ、トーフバーガー…。豆腐をさまざまにアレンジして、バリエーションもなかなかに豊かです。さらに豆腐のアイスクリームやトーフ・チーズケーキなど、デザートでも絶賛されています。

アメリカで1975年に出版された『ザ・ブック・オブ・トーフ』(シャートレフ著)は10万部も売れ、ペーパーバックとなった現在も人気を誇っています。この本には、オードブルからメイン料理、デザートまで、250種類の驚くようなレシピが紹介されています。発売当時のニューヨークタイムズはこの本をして「西洋を豆腐の驚異に目覚めさせた」と高く評価しています。豆腐パワーが、アメリカ人の食生活を変革させたのです。

ちなみに、アメリカの豆腐は、日本のものよりも水分が少なめで、いくらか固めなのが特長です。

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