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豆腐の歴史

アメリカ産と国内産のブレンド大豆からつくられる豆腐。

大豆の輸入

日本で消費されている大豆は年間490万トン。このうち国内産はわずかに15万トンにすぎません。残りはアメリカや中国、カナダ、ブラジルからの輸入に頼っています。さらに、輸入大豆の90%がアメリカ産です。

アメリカで大豆といえば昔は採油用のために栽培されるのが主流だったために、たんぱく質の量が国内産よりも少ないといわれる時期がありました。しかし、その後、何度も品種改良が重ねられて、近年では純食品用として豊かなたんぱく質をもつ大豆が栽培されるようになっています。

豆腐やみそ、しょうゆ、納豆などは、日本の伝統的食品と言われていますが、現在はこうしたアメリカの大地で育った大豆を原料として作られているのが実情です。

アメリカにわたった大豆

ブレンド大豆

現在、一般の豆腐屋では、アメリカ大豆と国内産大豆を混ぜたブレンド大豆を使用しているところがほとんどです。一般にアメリカ大豆は風味に欠けるという欠点があるようですが、国内産の大豆は絶対量が少ないために品質が一定せず、値段が高いのが、加工業者にとっては苦しいところ。たとえばアメリカ産が60sで4800円前後であるのに対し、国内産大豆は7000円とかなり割高。豆腐つくりにとっては、値段と品質の面で一長一短になっており、そこでブレンド大豆が用いられてわけです。

ところで、欧米で本格的な大豆の栽培が始まったのは、わずか100年ほど前のこと。17世紀にドイツの植物学者が日本で大豆を見たのが、西洋人と大豆との初めての出会いと言われています。また、江戸時代末期、黒船で来航したペリーは、アメリカへ帰国する際に何種類かの大豆の種を持ち帰ったと言われています。

こうしてアメリカにわたった大豆が、いまや日本の伝統食を支える原料になっているのです。

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